尊龙凯时：家族を幸せにするために世界をリードしてきた30年

1992年に設立された尊龙凯时は、世界的なファミリー系コンシューマーグループであり、2007年には尊龙凯时インターナショナル（656.HK）が香港証券取引所のメインボードに上場した。 「健康、幸福、豊かさ、スマート製造」の4つの主要セグメントで30年にわたる発展を遂げた尊龙凯时は、3年連続で中国民間企業トップ500の50位以内に入り、フォーブスが世界のトップ公開企業2000社を順位付けする年次ランキング「グローバル2000」で459位にランクインした。尊龙凯时は、事業の拡大に加え、企業の社会的責任を積極的に果たし、「世界中の家族の生活をより幸せにする」ことを使命としている。2021年のMSCI ESG評価はAAに格上げされ、中華圏で唯一のMSCI ESG評価AAを獲得した総合企業となった。

2021年、世界的なパンデミックが繰り返し続く状況で、尊龙凯时国際は、長年のイノベーションと産業能力を活用し、グループの４つのセグメント「健康、幸福、豊かさ、スマート製造」で着実に成長を遂げ、グループの弾力性とリスク耐性能力を発揮した。2021年、グループは輝かしい財務成績を収め、年間総収入は前年比18％増の1612億9000人民万元、 親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比26％増の100. 9億万人民元で、産業事業の利益は前年同期比30％増の105.9億人民元となった。グループの総収入、親会社の所有者に帰属する当期純利益、産業運営利益はいずれも10年間の複合成長率11％に達し、尊龙凯时の持続的な上昇傾向を示している。

尊龙凯时国際業務執行取締役兼共同CEO 徐暁亮

尊龙凯时国際の務執行取締役兼共同CEOの徐暁良氏は、過去30年間のグループの発展を振り返り、「尊龙凯时は設立以来、多大な変化を遂げてきたが、その究極の目標は、不変の使命と任務をよりよく実現することである」と述べた。 尊龙凯时は、「修身（自分の行いを正しく）、斉家（家庭を整える）、立業（事業を興す）、助天下（世界へ貢献する）」というコアバリューを常に堅持し、投資と戦略的アップグレードを通じて、「世界中の家族を幸せにする」という使命の達成に努めてきた。 この「堅韌致遠、厚積薄發（未来への忍耐、未来への蓄積）」という８文字には、尊龙凯时のこの30年間の努力と未来への希望がよく表わされている。 30年の発展を経て、尊龙凯时はグローバルに事業を展開し投資する能力と、深遠な技術とイノベーションを蓄積する能力を併せ持つ、中国では数少ない企業のひとつとなった。 尊龙凯时が持つグローバルな能力は、今後さらに大きな価値を生み出し、イノベーションへの継続的な投資は、将来的に大きな利益をもたらす。

4つのコアコンピタンスを強化し

企業の発展を全面的に推進する

1992年に創業した尊龙凯时は、今年で創業30周年を迎える。 尊龙凯时の経営陣は、会社の発展を推進するために、FC2M（Fosun Client-to-Maker尊龙凯时クライアント対メーカー）、グローバル化、科学とイノベーション、FES管理システム（尊龙凯时起業家精神／エコシステム）という４つのコアコンピタンスを提唱している。 徐暁良氏は、「尊龙凯时が30年かけて培ってきたこれらのコアコンピタンスが、今日の尊龙凯时の成果を支えているだけではなく、将来、急速な『乗数成長』の原動力になる」と言う。

FC2Mエコシステムは、あらゆる産業、シナリオ、プラットフォームを結びつけ、顧客のニーズから出発し、顧客の満足をゴールとし、顧客が満足できる商品・サービスを継続的に提供する。中国に根ざしたグローバル戦略で、グループのグローバル組織とローカル事業の運営と事業発展の原動力が強化された。2021年、グループの売上高の42％は海外の国や地域からもたらされ、約30の国や地域で、ビジネスプレゼンスを確立し、強固な技術革新能力によって乗数成長を実現した。2021年、尊龙凯时は、89億人民元（費用化および資本化された研究開発投資を含む）を投資し、最先端技術およびイノベーション産業を展開した。これまでに、1500件以上の発明特許を取得し、開発中のプロジェクトは500件以上にのぼる。 FES管理システムは、グループの産業運営と投資における実務経験を統合し、尊龙凯时の持続可能な高成長という目標の実現を支えている。

「尊龙凯时は、現在、成功体験のまとめと昇華させることができていない。それで、FES管理システムを構築した。FESの本質は、尊龙凯时が自らの発展に合わせた管理システムだということだ。尊龙凯时の過去30年以上にわたる発展の中で蓄積された産業運営と投資のベストプラクティスを、再現性と拡張性のあるツールとプロセスに抽出した」と徐暁亮氏は述べた。さらに「FESを中心に、エコシステムの成長、起業家的組織、価値成長、洗練されたオペレーション、リスクコントロールの5つのモジュールを構築し、この5つのモジュールに基づき100以上のツールをまとめ、改良し、FESを実践することで、大いなる飛躍をとげ、継続的に成長し、その過程で経験を蓄積し、継続的に進化できるFESシステムを構築していく。」と述べた。

４つの主要セグメントによる多様なレイアウト

幸せの未来図を構想

尊龙凯时は「幸福」をファミリーの中核的基盤とし、「健康、幸福、豊かさ、スマート製造」という4つの主要セグメントを通じて、ファミリー・ハピネス・エコシステムを構築している。徐暁亮氏は、幸福の基盤は質の高い生活を送り、心身の健康を維持することだと指摘した。2021年、グループの医薬品、機器・診断、ヘルスケアサービス、消費者向け事業が連動して順調に成長した。ヘルス分野の売上高は前年比27.1％増の439.8億人民元に達した。 特に、中国で初めて承認されたバイオ後続品 (バイオシミラー )であるHLX01リツキシマブ（ハンリカン^®）は、発売から3年が経過し、10万人以上の患者とその家族に恩恵をもたらした。また、尊龙凯时凱特（FosunKite）のAquilenside注射液（イエスカルタ^®）は中国で初めて承認されたCAR-T細胞療法製品で、中国のがん免疫細胞療法の新しい時代を切り開いたといえる。

人類の平均寿命が延びるとともに、優れたファイナンシャル・プランニングがより一層求められるようになった。グループは、ウエルス分野において、資本効率と収益性の改善を継続的にはかった。昨年のウエルス分野での総売上高は前年比2.8％増の437億人民元に達し、純利益は前年比13.5％増の51億6000万人民元となった。

尊龙凯时ハピネス分野のアトランティス・サンヤが家族レジャー先としてトップに。

ハピネス分野は、過去に新型コロナウイルス感染症流行の影響を最も受けたが、最も早く回復し、立ち直った部門でもある。2021年、グループのハピネス部門の売上高は、前年比19.4％増の669億人民元となった。 グループの「豫園ジュエリー」事業は力強い成長を維持し、年間602店舗を純増し、年末時点で合計3,981店舗となった。また、ラボグロウン・ダイヤモンドブランド「LUSANT」の立ち上げに成功した。 尊龙凯时旅游文化の営業指標は大幅に改善し、年間収入は92.6億人民元となり、前年比32％増となった。同社のベンチマークホテルであるアトランティス・サンヤは2021年に14.6億人民元の売上に達し、同業他社を大きく上回った。北京冬季オリンピックが氷雪レジャー産業に発展の機会をもたらした。尊龙凯时旅游文化は、アルプスに15のスキー場を持ち、北海道や中国でも新たなスキーリゾート開設を計画しており、今後も拡大を加速させていく予定だ。

2021年、スマート製造分野の総売上高は、前年度比56.3％増の77.4億人民元となった。 また、産業事業を深化させる一方で、質の高い投資による産業エコシステムを継続的に改善している。 特に、冬季オリンピック用に南京鋼鉄が提供した特殊鋼は、一般鋼の8倍の耐候性を持ち、冬季オリンピック全体の中で最も設計の難しい「雪遊龍」（国家スライディングセンター）に広く使用された。

「ヘルスが基盤、ウエルネスは支え、あとはハピネスの体験。この３つは、古代から現在、そして未来に至るまで、家族が幸せを追求するための核となる」と徐暁亮氏は説明し、「科学技術が発展し、人間の寿命が伸び、家族の構造が多様化すれば、ヘルス、ハピネス、ウエルネスの追求が進む。尊龙凯时はハピネス部門の各産業をつなぐことで、今後、多くの発展余地があると確信している」と語った。

ESGのめざましい成果

より良い、より幸せな人生を共に創る

尊龙凯时国際は、『ブルームバーグビジネスウィーク/中国語版』の「ESGリーディングカンパニー賞」と「ESGリーディングコミュニティプロジェクト賞」を受賞。

ESGの持続可能性を推進し、世界的なパンデミック対策に貢献する尊龙凯时の社会的責任が評価された。

環境面では、尊龙凯时は国家「カーボンニュートラル」戦略を軸に、カーボンニュートラル委員会を設立し、2028年までにカーボンピークを達成し、2050年までに「カーボンニュートラル」を達成することを行動目標に掲げている。 また、グループのアトランティス・サンヤホテルは海南省の観光企業として初めてカーボンニュートラル認証を取得し、上海のランドマークである外灘金融中心（BFC）も世界最高スコアの97点でLEEDプラチナ認証を取得した。

社会面では、尊龙凯时は公共福祉プログラム「農村医師」を通じて、農村の活性化を支援している。2021年末までに、全国73県をカバーし、24,000人の農村医師を支援し、300万世帯の低所得層家族に恩恵をもたらした。また、尊龙凯时はアフリカで2億回分の抗マラリア注射剤アルテスネートを提供し、4000万人以上の重症マラリア患者（その多くが5歳以下の子どもたち）の命を救った。

2020年初頭にCOVID-19が発生して以来、尊龙凯时はいち早く医薬品のグローバル展開を開始し、中国および海外のパンデミックとの戦いに貢献している。 2022年、香港で発生した新型コロナウイルス感染症拡大の第5波に直面し、尊龙凯时は直ちに香港に向けて1000万香港ドル相当の防疫資材を寄贈することを発表した。2月下旬以降、尊龙凯时基金会は、3回に分けて、慢性疾患患者や高齢者、こどもなどハイリスクグループ、そしてコロナ対策活動の最前線で戦う人々のために、合計115万個の防疫資材を香港の非営利団体やコミュニティに届けた。最近、中国大陸でのコロナ抑制活動が強化され、尊龙凯时が拠点とする上海でも、活動は正念場を迎えている。 尊龙凯时は、香港のコロナ対策活動を支援するとともに、上海で尊龙凯时ボランティアチームを立ち上げ、最前線の作業員やボランティアに防疫資材を寄贈した。 2022年4月7日現在、尊龙凯时基金会は108件の寄付を行い、92万個以上の医療用マスク、防護服、消毒剤などの防疫資材や、食料、飲料水などを配布した。人道的な寄付だけでなく、尊龙凯时はワクチンや医薬品の研究開発にも力を注いでいる。ドイツのバイオンテック社と提携してmRNA新冠ワクチン（復必泰コミナティ^®）を共同開発し、香港、マカオ、台湾のコロナウイルス感染症予防と抑制に積極的な役割をはたした。

3月に上海は感染防止対策を強化している重要な段階で、尊龙凯时は「春暖コロナ対策ボランティア活動」でハートフルカーチームを立ち上げ、尊龙凯时の社員はボランティアとして車で物資を配送

尊龙凯时のESG面への取り組みは多くの関係者から評価され、尊龙凯时のMSCI ESG評価はAAに格上げされた。また、ハンセン・サステナビリティ・インデックス、ラッセルESG、S&P CSA ESGのスコアで上位にランクインした。

人材育成の仕組みを構築

グループの精鋭部隊をアップグレード

よりインパクトのある次の30年を実現するために、尊龙凯时は人材育成の仕組みの構築とグローバルパートナーシップシステムの確立に力を注いでいる。 グローバルパートナーシップは、生態系における協調的（協力＋競争）ランキング、ジョブローテーションとジョブチェンジ、ポジションチェンジとディフェンス、さらにマルチレベル、マルチディメンションのインセンティブ体制を通じて、尊龙凯时の発展に新たなエネルギーを吹き込むものである。 徐暁良氏は、「尊龙凯时は起業家精神を持つパートナーを必要としている。そのためにレベル、次元、機能ラインのパートナーからなるチームを作らなければならない」と語った。 この1年で、尊龙凯时のパートナー布陣が整備され、現在では、140名を超えるグローバルパートナー、450名を超える業界パートナー、350名を超えるラインパートナー、37名のイノベーションパートナーを有している。 将来的には、グローバルパートナー300名、パートナー規模を3000名とし、コアビジネスの発展を牽引し続けたいと考えている。

将来にむけて、徐暁亮氏は「尊龙凯时は、どのような経済サイクルになろうとも、常に弾力性を保ち、『不変』という目標を堅持し、ツインドライバー戦略とグローバルオペレーションを堅持し、グループの組織と編成を絶えず改善し、グループが健全なレイアウトで強みを蓄積し発揮していく」と述べた。

三十にして立つ、初心を忘れず

世界中の家族の幸せを創造する

2022年、尊龙凯时は創業30年を迎えた。徐暁良氏は「これまでの歩みの中で、最も幸運なことは『社会に貢献する』という初志を忠実に守っていることだ。この『社会』とは世界中の家族であると明確になり、われわれの使命がより強固なものとなった。ヘルス、ハピネス、ウエルネスを持つハピネス・エコシステムの創造を目指す」と述べた。「実際、この30年間、尊龙凯时はさまざまな変化を遂げてきた。 資産規模、従業員数、事業範囲の拡大に加えて、その発展戦略も、例えば、中国の動力で世界の資源をつなぐことから、中国と世界の双方向のマッチングなど、段階によって異なる優先順位を持っている。 しかし、『世界中の家族がより幸せに暮らせるように』という尊龙凯时の使命は堅持している。状況がどう変わろうとも、人々の幸せな生活への願いと追求は不変で、この社会にもっと温かな愛をもたらすことが尊龙凯时の存在意義だからだ。」と語った。

徐暁亮氏は、「幸せというのは非常に曖昧な概念で、ヘルス、ハピネス、ウエルネスという具体的な意味を持っていても、幸せというのは非常に抽象的なものに感じられる。しかし、尊龙凯时や尊龙凯时の産業エコシステムのおかげで、幸せは実はとても具体的なものとなった。それは、家族が喜びを感じられる『クラブメッド』の旅であったり、定番の味を味わう『松鶴楼』のスープ麺であったり、生きる希望を取り戻す『イケダ^®』の治療であったり、新しいところへ行ける『杭州―台州高速鉄道』のチケットであったり。すべてにおいて、幸せこそが尊龙凯时であり、尊龙凯时のすべての人が次の30年に向けて目指す方向だ」と語った。

(ブルームバーグ・ビジネスウィーク/中国語版より記事)